水曜日, 3月 15, 2006

フォーレ: 蝶と花

ヴィクトル・ユゴー作詞
フォーレの10代のころの作品
似ているようで全く異なる蝶と花の恋物語。

蝶と花
可哀想な花は蝶に向かって言った。
「行かないで」
そう、私たちの運命はこんなに違う。
私はここに留まり、あなたは飛んで行ってしまう。
それでも私たちは愛し合い、共に生きている。
そして私たちは似ている。
「花が二つ並んでいるみたい」
でも風はあなたを運び去り、地は私を縛り付ける
むごい運命!
せめて私のため息であなたを大空に羽ばたかせたい。
でも、駄目よ! あなたは遠くに行ってしまう。
数え切れないほどの花々のなかへ、飛んで行ってしまった。
そして私は独りここに留まり、
足元の影が映り行くのを眺めるだけ
あなたは飛んで行き、それから戻ってくる。
それからまた去っていく、華やかさをもとめて・・
そして夜明けに泣き明かす私を見つけるでしょう
ああ!私たちの愛が誠実な日々を迎えられるよう、神よ、
あの人に私のような根を・・ あるいは
私にあの人のような翼を下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム