金曜日, 6月 23, 2006

電話 ルーシーへの抱負

主人と二人で共演するメノッティ作曲「テレフォン」。
今年1月に初めての公演、続いて2月に再演。
それから7月に2回予定している。

この作品は、全く違うようで「声」と似ている。
それは、電話をめぐるドラマ、ということではなく、
女の「喜怒哀楽」が現れているところ。
又、その「喜怒哀楽」さえ表現できれば、
どんな役を作ろうと自由であるということ。
ルーシーは、「女」であり、作品の中で喜怒哀楽を演ずる。
あと考えるのは、どんな? 

前回までの2回は、限りなく自分に近かった。
今回も多分自分に近いのだろうが、同じようにするには
少々飽きてきてしまったので、
ほんの少しルーシーのキャラクターを変える予定。

舞台中央には丸テーブル。
上手、あるいは下手に電話台と椅子。
ルーシーは、テーブルクロスを片手に登場。
テーブルクロスは中央の丸テーブルへ。
続いて、ティータイムの用意を始める・・・

日曜日, 6月 11, 2006

「歌」について。

メゾ・ソプラノのみゅるさんから、
私のやっているグルメ・ブログ上でバトンを受け取った。
とてもシリアスなテーマなので、
このお勉強の部屋に持ってきた。
さて、腕組み・・・・

**最近思う「歌」**
多分ショッチュウ意見がコロコロ変わるとは思うが、
気持ちよく呼吸が出来る状況で、
声も体も柔軟で良く「シナリ」
自分が歌う作品に対して、曇るところを持たず、
冷静に、しかも思い切りよく表現しつくす。
それが理想で、そこから「今日はあまりに遠いな」
と感じた日は、絶対に歌ったりしない。
あくまで、自分に甘く、時々思い出したように厳しく、
究極に楽天家で。深く考えない。とにかく発散。
最近の、マイブームはそんなとこ。

**この「歌」には感動**
ミーハーなので、テレサ・ストラータスとプラシド・ドミンゴが
出ている「椿姫」の映画版。 美しくはかないヴィオレッタに感動。
あとは、最近勉強した「声」では、
ドゥニーズ・デュヴァルの演奏が感動的。
最近主人が歌ったラヴェルの「博物誌」凄すぎて
なんだか憎らしかった。

**直感的「歌」**
もう直感では考えられないようなところに居る気がする。
歌を歌っても、人の歌を聞いても、
左の脳がグルグル活発になっている気がする。

**好きな「歌」**
ブラームス「愛の歌」 グラナダ 勿忘草
パダームパダームっていうシャンソン。
オペラの役柄は、私情を挟むと、
デスピーナとミミ 電話のルーシー

**こんな「歌」は嫌だ。**
自分が歌っていて心や声が「苦しい」と思うとき、
何もかもが終わってしまえば良いのにと思う。
人が歌っていて嫌だと思うのは、
やはり「苦しんでいる」歌と、
誤魔化そうという意図が前面に出ている歌。

**この世に「歌」がなかったら**
寂しいかもしれないけど、とりあえずグルメ三昧かな。
ロッシーニマイナス作曲・・みたいな。

**最後に「歌」とは**
末永くお付き合いすることになってしまったもの。