水曜日, 4月 05, 2006

プーランク: 人間の声 雑感

40分のモノオペラ、人間の声を見始めて、
約2週間ほど。 やっと全部の対訳を作り、
やっと譜読みが終わった。 問題箇所は山積み。
とにかく、会話なので歌詞が多く、おまけに取り止めが無く、
さりげない展開の繰り返し。
勉強していて、イライラしてくる。

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私は過去に1度だけ、大失恋をしたことがある。
悲しくて悲しくて、毎日声を出して泣いていた。
当時、大学院生。 車で通学していたのだが、
実家で泣いていると心配されるので、
いつも車の中で泣いていた。
それこそエーンエーンと泣いていた。
車から一歩出ると、気丈にしようとしていたが、
仲間と話をしていて、ふと何かで関連して悲しくなり、
時にはお手洗いに行くふりをして泣き、
酷い時は、仲間の前で泣いた。
友達の友達、という初対面の女性の前でも泣いた事がある。
泣いても泣いても、悲しみは去っていかなかった。
それでも半年、1年と時間が経つと、
色々な事が形になっていく。
そして、3年5年と経つと、思い出すことも少なくなる。
そして、10年以上経つと、自分のことではなかったような気がする。
そして、今、13年経っているが、
記憶喪失かと思うほどに思い出せない。
ただ、いい経験をしたと思うだけ。
あの失恋があったからこそ、今の自分が形成され、
強く生きられるようになった。

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人間の声を演ずるにあたって、
自分にも同じような経験があったなと思い出したが、
結局役作りをする上でプラスにはならない。

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